ボードゲームで伸びる子どもの力|療育で人気のおすすめゲーム5選

コラム

療育にボードゲームやカードゲームを取り入れることで、子どもたちは社会に出ていくために必要な力を「遊びながら学ぶ」ことができます。
今回は、実際にスキップで人気のゲームを例に、学べる力や遊びの広げ方をご紹介します。

ボードゲーム・カードゲームで育つ力

ボードゲームやカードゲームを楽しむことで、次のような力を育てることができます。

  • 順番を待つ力
    自分の番が来るまでワクワクしながらも、じっと我慢して待つ経験ができます。
    「今は○○くんの番だね」と声をかけながら、順番を意識できるように投げかけていくことが大切です。
  • ルールを守って遊ぶ楽しさ
    「ルールを守る=楽しく遊べる」という経験を通して、社会的なルールを学ぶきっかけにもなります。
  • 友達の動きをよく見る力
    相手の表情や手札、次の動きを観察する中で、相手をよく見る経験を重ねることができます。人を見ることは、コミュニケーションの基礎的な力になっていきます。
  • コミュニケーション能力
    「次はわたしの番!」「惜しかったね」などのやりとりを通して、友達とのやりとりが自然に生まれます。
    言葉のやりとりが苦手な子も、遊びを通してコミュニケーションを楽しめるようになります。

スキップで人気のゲーム紹介

スキップの子どもたちに人気のゲームをいくつかご紹介します。

ウノ(UNO)

色や数字を合わせながら、順番やルールを守って遊べる定番ゲーム。勝ち負けのドキドキ感や戦略を考えるのが楽しい!
メンバーによって独自のルールが採用されることもあるので、ゲーム開始前にゲーム中にルールの確認をするのがポイント💡

スピードカップス

スピードカップス

指示カードの通りにカップを並べる瞬発系ゲーム。集中力と手先の器用さが鍛えられます。

オバケだぞ~

自分の駒がおばけに⁉さらにサイコロでおばけの目が出ると、駒の場所も入れ替わる💦観察力と記憶力が勝負のカギ!

三匹のこぶたゲーム

藁、木、レンガの家を建てながらゴールを目指すゲーム。オオカミルーレットを使うことで、相手の邪魔をすることもできる!シンプルなルールながら、戦略の面白さを味わうことができます。

バルーンズ

シンプルなルールのカードゲーム。「順番」「色」がわかれば、小さな子でも楽しめます。


うまく取り入れるためのポイント

最初から子ども同士で遊ぶのは、少し難しいかもしれません。
まずは大人を含めた少人数で始めてみましょう。

遊びを重ねていくうちにルールが定着し、
「友達にルールを教えられる子」が出てきたらチャンスです。

そのときは大人が一歩引いて、
子どもたち同士で「誘う」「教える」「一緒に遊ぶ」経験を積めるようにサポートしていくと、
より主体的な関わりが生まれます。


まとめ

ボードゲームやカードゲームは、
ただ「遊ぶ」だけでなく、社会性・観察力・コミュニケーション力など、
日常生活に欠かせない力を育てる絶好の機会です。

大人が上手にサポートしながら、
「遊びながら学ぶ」時間を大切にしていきたいですね。