大根の種まきから味噌汁まで!育てて・収穫して・食べて学ぶ食育体験

大根と豆腐とわかめの味噌汁 活動レポート


スキップ瀬名では、9月に大根の種をまきました。
その後、子どもたちが水やりを頑張ってくれたおかげで、小さいながらもおいしそうな大根を収穫することができました。
収穫した大根を使って、高学年の子が大根の味噌汁を作ってくれて、種まき→水やり→収穫→食べる という一連の流れを経験することができました。

今回は、「大根の種まきから味噌汁まで」と題して、大根にかかわる一連の活動を紹介したいと思います。

種まき:小さな種にビックリ!

大根の種をまいている写真

袋から出した大根の種の小ささにビックリした様子の子どもたち。
イメージの「種」との違いに、「種って、これ?」と言う子もいたほど笑

小さな種を失くさないように、慎重に指先でつまんでいました。


水やりと観察:毎日の世話でわかる“育てる大変さ”

プランターに水やりをして大根を育てる子どもたち

大根の芽が出ることを楽しみにして水やりをする子どもたち。
小さな芽が出たことで、さらに世話をするのが楽しくなったようです。

夕方になると
「水やりしよう」と指導員を誘って、意欲的に大根の世話をしていました。

本葉が生えてきた大根

種を蒔いて終わりではなく、

  • 継続すること
  • 日々の小さな変化に気付くこと
  • 明日を楽しみにすること

栽培物の世話をとおして、いろいろな経験をすることができました。


収穫:ついに抜けた!だけど…

収穫した大根。小ぶりだけど、美味しそう。

子どもたちが育てた大根。いよいよ収穫の時!
だけど、思ったよりも小さかった…

「おでんにしようと思ってたんだけどなぁ…」という職員の残念な気持ちとは対象的に、
子どもたちは大根が収穫できたことに大興奮!

「やった!」「おいしそう!」と大喜びでした。

職員は土作りや栄養、種まきの時期について反省。
子どもたちは収穫した大根を眼の前にして、ワクワク。

子どもたちの純粋さに救われました。
さて、じゃあこの大根。どう調理しようか?
子どもたちのおかげで、職員もワクワクし始めました!


調理:みんなで食べるあたたかい味噌汁

  • 大根の大きさ
  • できるだけ多くの子が食べられるように

この2点を考慮した結果、大根の味噌汁を作ることに決定!
調理活動は、高学年の子が快く引き受けてくれました。

ピーラーで大根の皮を剥く
まずはピーラーで皮剥き
味噌汁の仕上げ。味噌を溶く。
味噌を溶くのは、ちょっと難しかった様子

実食:「自分で育てた味は特別!」

大根の味噌汁
完成した大根の味噌汁。おいしそう!

出来上がった味噌汁は、おやつの時間にみんなでいただきました。

「おやつが、味噌汁?」
「僕、味噌汁ちょっと苦手…」

など、それぞれ大根の味噌汁に関して少し思うところがあるみたい笑

だけど、いざ「いただきます」をすると、みんなペロリ😋
「味噌汁が苦手」と言っていた子も、「食べてみたら美味しかった!」と味噌汁の美味しさと、「食べてみたらおいしかった」という喜びを噛み締めていました。


まとめ:「食べるまでの道のりを体験する」ことの意味

大きな鍋に入った大根の味噌汁

自分たちが育てたものを実際に食べることで

一つ一つの活動が点ではなく、線でつながる
これまでは苦手だと思っていたものにも挑戦してみる
自分たちで「植えた」「育てた」「調理した」という実体験を積み重ねることができる

など、様々な体験をすることができます。

今回は「食べる」ことにかかわる活動でしたが、今後も「作る」「挑戦する」など様々な活動で、実体験点ではなく線の活動を意識して取り組んでいきたいと思います。