
児童発達支援スキップと放課後等デイサービス スキップ瀬名では、1日の始まりや終わりに「朝の会」「帰りの会」を行っています。
一見すると「園や学校でもやっていること」と思われるかもしれませんが、療育の場ならではのとても大切な意味があります。
今回は、スキップ・スキップ瀬名で行っている朝の会・帰りの会の様子と、そのねらいについてご紹介します。
🌞「朝の会」のねらいと様子(児童発達支援)
児童発達支援スキップでは、毎日「朝の会」を行っています。
来所後の流れは、
連絡ノート提出 → トイレ → 手洗い・うがい → 個別課題(指先のトレーニング、なぞり書き、数のプリントなど)。
すべての課題が終わったら、みんなで「朝の会」です。
朝の会では、
- 手遊びや歌で気持ちを整える
- その日の活動内容を伝えて「見通し」を持てるようにする
- 「座って話を聞く」練習を積み重ねる
といったねらいがあります。
この時間を通して、子どもたちは「今から何をするのか」がわかるようになり、安心して活動に取り組むことができます。
また、座って話を聞く経験を重ねる大事な時間でもあります。
🌇「帰りの会」のねらいと様子(放課後等デイサービス)
スキップ瀬名では、放課後等デイサービスの活動の最後に「帰りの会」を行っています。
帰る前の約10分間、1日のふり返りや仲間との共有を行う大切な時間です。
内容としては、
- 今日の出来事や頑張ったことの発表
- 過ごし方のヒントを職員から伝える
- 子どもたちの素晴らしい行動を紹介する
といった活動を行っています。
開所当初は「なんで帰りの会やるの?」「もう学校でやったよ?」という声もありましたが、
今では子どもたちが自分から集まるように!
最近では「片付け→集まる」の動きが速すぎて職員が驚くこともあるほどです。
それだけ、子どもたちにとって居心地の良い時間になっているのかもしれません。
🌱「集まりの時間」で育つ力
療育では、ただ単に「みんなで集まる時間」という意識ではなく、
「この時間でどんな学びや経験ができるか」という視点が大切です。
朝の会や帰りの会には、
- 話を聞く力
- 見通しを持つ力
- 仲間と関わる力
- ふり返る力
といった成長につながる要素がたくさん詰まっています。
児童発達支援でも放課後等デイサービスでも、そこで過ごす時間のすべてが子どもたちの未来につながっています。
これからも、一人ひとりの心が穏やかになるような時間にしていきたいと考えています。
🗝️まとめ
- 「朝の会」は、安心して1日を始めるための“見通しの時間”
- 「帰りの会」は、1日をふり返り、達成感や安心感を育てる“しめくくりの時間”
- 集まる時間を通して、「聞く力」「関わる力」「見通す力」を伸ばしていくことができる