放課後等デイサービス(放デイ)で支援をしていると、
「もっと学校での様子を知りたい」
「この単元は、授業ではどう教えてる?」
と感じることはありませんか?
最近スキップ瀬名では、関係機関連携加算を活用して、学校の授業を参観させていただくケースが増えてきました。
実際に学校を訪問してみると、支援に役立つ“気づき”がたくさんあります。
今回は、
放デイ職員が学校の授業を見るメリット と
学校との連携を深めるポイント
について、実際に授業を参観した際の感想も交えてまとめます。
放デイ職員に授業参観が必要な理由
放デイは、学校と家庭の“あいだ”をつなぐ存在です。
だからこそ、学校での学習の進め方や先生の指導スタイルを知ることは大きな意味があります。
特に宿題を中心にした学習支援を行っている事業所の場合、以下のようなメリットがあります。
- 学校での説明の仕方を知り、支援で同じ言葉が使える
- つまずきやすいポイントを事前に把握できる
- 学校での子どもの姿を知り、放デイでの様子と紐づけられる
実際に授業を見てみると、教科書や宿題だけでは分からない“現場の空気感”がつかめます。
実際に小2算数の授業を見て分かったこと
先日、小学2年生の算数の授業を参観させていただきました。
ちょうど「かけ算」が始まったタイミングです。
かけ算は多くの子がつまずきやすい単元。
対象児の様子を見つつ、先生の教え方にも注目していました。
そこで目からウロコだったのが、先生の説明の仕方。
1つ分の数 × いくつ分 = ぜんぶの数
子どもがイメージしやすく、すぐに支援でも使えそうな表現です。
自分の子どもの頃の記憶では「かけられる数 × かける数」と覚えていましたが、
その言葉よりも、はるかに直感的で理解しやすいと感じました。
実際の授業を見ることで、支援のコツをそのまま持ち帰れるのは大きな収穫です。
学校の先生と「顔なじみ」になるメリット
授業後、少しだけ先生とお話する時間がありました。先生はとても忙しいのに、丁寧に対応してくださり、最後にこう言葉をかけてもらいました。
「またいつでも見に来てくださいね」
さらに廊下で別の先生(以前に授業を参観させていただいたクラスの先生)とも挨拶を交わし、
「今日はどちらのクラスの参観ですか?」
と声をかけていただく場面も。
こうした小さな積み重ねが、
学校との心理的距離を縮めるきっかけになります。
- 放デイで見えた子どもの姿を学校へ伝えやすくなる
- 学校との情報交換がしやすくなる
- 宿題や課題の背景が理解しやすくなる
結果として、子どもの支援がよりスムーズになります。
「学校って入りづらい…」は本当?
- 「授業を見に行くのは緊張する」
- 「学校って入りづらい雰囲気がある」
こんな風に思っている方、多いのではないですか?
私自身も以前はそうでした。
しかし実際には、先生方はとても気さくで話しやすい場合が多いです。
理由はシンプルで、「子どもの成長を願う」という思いが共通しているから。
むしろ、放デイと連携することで
学校側も安心したり、支援の方向性が共有できたりするメリットもあるのではないかと思いました。
放デイ職員がすぐできる学校との連携アクション
今日からできる、小さな一歩をまとめました。
✔ 保護者に授業参観の希望がないか確認
関係機関連携加算を使う場合は、まず保護者の意向確認が必須。
✔ 授業で使われている言葉をそのまま支援に活用
子どもにとって混乱が少なく、理解が進みやすい。
✔ 参観後は事業所内で情報共有
支援の統一感が生まれ、チーム支援の質が上がる。
まとめ:放デイと学校の連携は、子どもにとってメリットしかない
放デイ職員が授業を見に行くことは、決して“特別なこと”ではありません。
むしろ、支援の質を高めるための大切な一歩です。
- 授業の理解が深まる
- 支援の引き出しが増える
- 先生と話しやすくなる
- 子どもの姿を多面的に見られる
放デイと学校の距離が近くなるだけで、支援の質は確実に上がります。
「学校は緊張する…」と思っている方こそ、ぜひ一度勇気を出して訪問してみてください。
きっと新しい発見がありますよ。
