個別課題の紹介⭐︎スキップの個別療育
スキップでは、来所後に個別課題に取り組んでいます。指先を使う作業をする中で、様々な指先の動きを経験したり、目の前のものを見ることに意識を集中したり、ある程度の時間座って取り組んだりすることができるようにしています。
個別課題については、一人一人のニーズと実態を踏まえて設定しています。また、一つの課題にある程度慣れてきたら、少し難しいものにレベルアップしたり、違う動きを経験できる課題に変えたりしていきます。
今回は、それらの個別課題の中からいくつかを紹介します。
シール貼り
丸印の上にシールを貼ります。
丸印は、シールよりも小さめにしてあるので「丸が隠れるようにシールを貼る」ということを意識できるように声をかけています。
子どもたちの様子によって、大→中→小とシールの大きさを変えています。
紐通し
紐にビーズを通します。子どもの様子によって、ビーズの大きさを変えています。上の写真は、一番小さいビーズを使っている場面です。
せんたくばさみ付け
せんたくばさみを印に合わせてはさむことで、指先にどうやったら力をいれることができるかを知ったり、右手と左手を連動させて動かしたりする経験をします。
キャップ締め
「ねじる」動きを経験します。キャップをボトルに押し付けながらまわす必要があるので、右手と左手の連動も大切になってきますね。
子どもの様子によって、キャップの大きさを大→中→小と変えていきます。また、キャップ、ボトル、ボトルを並べる容器にそれぞれ色シールが付いているので、色も合わせます。
数字と数のマッチング
数字と同じ数のマグネットを置くことで、数字とその数字があらわす数を認識していきます。
なぞり書き
横の直線、縦の直線、斜めの直線、曲線など、プリントを使って取り組んでいます。
鉛筆の持ち方や、反対の手で紙をおさえることなども伝えています。
就学に向けて、ひらがなや自分の名前のなぞり書きをしている子もいます。
おわりに
来所後、身支度→手洗い・うがい→課題の流れをしっかりわかっていて、自分からどんどん始めています。また、課題が新しいものに変わった時も、「いつもと違う!」とすぐに気付いたり、新しいものに喜んだりする姿が見られます。
他にもいろいろな課題があるので、随時更新していきたいと思います。